12日は、お湯葉さんの煮いたん御膳。小松菜を炊き合わせに。



お仏壇にお供えしています。


手前にはお野菜や果物のお盛物を蓮の葉ぁの上にのっけます。

こういうセットを京都の八百屋さんではこの時期売ってはります。

おつゆはサツマイモのお味噌汁。

祖母はサツマイモ好きやったさかい。

きゅうりの酢の物と。

ごはんはてんこ盛りにして、麻がら（おがら）をお箸にして、真ん中へ。




13日は、ごま豆腐御膳。

毎年このために1回はごま豆腐を手作りします。

酢の物はずいき、おつゆはお素麺とオクラで。



14日はなないろ。

謂れはわからへんのやけど、わが家のお盆のお膳では1回はこれせんならん（これをしなくちゃいけない）みたいで。

7種の煮物です。

じゃがいも、ニンジン、サツマイモ、子芋さん、オクラ、サンド豆（さやいんげん）お揚げさん、で、彩に青楓の生麩も。

ヨモギの生麩の白みそ仕立てのおつゆと、お漬物は祖母の好物の小茄子の辛子漬け。





15日は、最終日で、送りあらめ御膳。

あらめを煮いたんの煮汁を角（かど、家の前とかいう意味かな）に撒いて送るってことやけど、そないにべたべたしたもんを撒くことは祖母のころもしてへんかったんですが。

あと、ごはんは、白むしです。

お餅屋さんに行ったらこの時期、もち米を蒸したまんま、つかないまんまが売っています。

ずいきのすまし仕立てで、葛引きにしたんがおつゆでした。


今年もちゃぁんと出来ました。

これらのお供えもの、お供物（おくもつ）っていうんやけど、お盛りものも全部おいておいて、地域の出すところに16日に持っていきます。

かつては、川に流してはったのか、「川に流さないようにしましょう」って。


あとは、送り火で、ご先祖様をお見送りします。

どこか、見に行くこともあったり、テレビで見たりだけ、の年もさまざま。


今年も機嫌よぉ来てくれはって、機嫌よぉかえってくれはったらええなぁ、と。